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丁寧な回答ありがとうございます。 YA

2017/06/28 (Wed) 21:50:27

もうひとつ、質問ですが、

(760-47)x0.21-40/0.8=100mmHgが平均的酸素分圧と
考える場合。
高濃度酸素(大気圧露点温度は加湿器等で通常大気湿度)は
”0.21”を上げる事により、100mmHgをupさせ、酸素の吸収を
上げて。
酸素カプセルは全体に掛かる圧力を上げて100mmHgを上げて
酸素の吸収を上げる。
大気圧露点温度の低い空気は”47”を下げて、僅かですが
100mmHgを上げて酸素吸収を上げる。
血中飽和度は直ぐに飽和するので、吸収UP分の酸素は
溶解酸素が上がる。この理解でよろしいでしょうか?
溶解酸素(ヘモグロビンと結合していない)は健康に問題の無い人の場合良いのでしょうか?悪いのでしょうか?

Re: 丁寧な回答ありがとうございます。 - 管理人

2017/07/01 (Sat) 01:09:40

ご質問ありがとうございます。

医療的な観点でお話しいたしますが、

医療で酸素分圧を上げる場合
① 酸素濃度の”0.21”を上げる(酸素療法)
② 大気圧の”760”を上げる(高気圧酸素療法、民間では酸素カプセル)
となります。

>大気圧露点温度の低い空気は”47”を下げて、僅かですが100mmHgを上げて酸素吸収を上げる。

という考えは、医療的観点では行いません。
通常、口又は鼻で空気を吸入する場合、鼻・口・上気道で加温、加湿され、37℃の飽和水蒸気圧の47mmHgとなり下がりません。
前述させて頂いた通り、人工呼吸器などを使用で人工気道を介した場合には下げることは可能ですが、細胞障害や気道閉塞、感染症などで肺炎を起こさないよう加温加湿を行い37℃の飽和水蒸気圧の47mmHgへ上昇させます。
僅かな酸素分圧上昇のために、ガス交換の要である肺を悪くしてしまっては元も子もありませんので


>血中飽和度は直ぐに飽和するので、吸収UP分の酸素は溶解酸素が上がる。この理解でよろしいでしょうか?

その理解で大丈夫です。
PaO2 100mmHgであれば、通常赤血球のヘモグロビンの酸素飽和度は100%となるので頭打ちとなります(酸素含量 ヘモグロビン 14g/dlで18.76)。
PaO2 100mmHg以上にあげた場合、上がるのは溶存酸素となりますが、上昇はわずかです。
PaO2が300mmHgでも酸素含量 0.9

>溶解酸素(ヘモグロビンと結合していない)は健康に問題の無い人の場合良いのでしょうか?悪いのでしょうか?

活性化酸素が増産され、細胞障害などを引き起こすと言われており、必要以上の酸素は、健康に悪影響をもたらします。
そもそも、高濃度の酸素は、毒性が強く。
40%以上酸素を長期間吸入し続けると、肺や筋肉、眼などに悪影響を及ぼします。
新生児など特に注意が必要で高濃度の酸素で失明することがあります。


過ぎたるは及ばざるが如し

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