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無題 - おたずね

2022/09/14 (Wed) 22:52:18

いつもお世話になっています。
お尋ねなのですが、透析で透析液流量とOHDFにおいて捕液量はどの様に決定、計算しているのでしょうか?

Re: 無題 - 左手

2022/09/18 (Sun) 14:03:54

おたずね さん
ご質問ありがとうございます

私自身、血液浄化部門はあまり専門的に行っていないので誤りなどがあるかもしれませんのでご容赦ください

>透析での透析液流量の決定、計算に関して

慢性透析での透析液流量は、多くの施設で500ml/minです

透析液流量は、血液流量の2倍以上流してもクリアランスは増加せず、血液流量も220ml/min以上上げても5年の死亡リスクに変化がないとされています。
そのため、血流量の220ml/minの約2倍の透析液流量500ml/minが多くの施設で選択されています
施設によっては、導入期の患者さんなどで透析効率を落とすために血流量だけでなく透析液流量も下げた設定で行っている施設もあります


>OHDFにおいて補液量の決定、計算に関して

補液方法には、前希釈と後希釈の2種類がありそれによっても補液量の決定が異なります

前希釈は、先に補液を行うため大量の補液置換が行えます。ただ、補液流量上げていくとヘモダイアフィルタへ流れる透析液流量が減少による小分子量物質の除去効率の低下やアルブミンの漏出が多くなるため1回あたりの透析での平均補液量は、40L程度となっています。体重が大きい方などは40L以上の補液置換を行うこともあります

後希釈は、先に濃縮を行うため、濾過速度に限界があり血流量の1/3~1/4が上限となります。補液量+除水量の濾過を行う必要があるため、1回あたりの透析での補液量は、8~12L(平均10L)程度となっています

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